資産の出口戦略
私の投資出口戦略は結論から言います。高配当株はそのまま持ち続けて毎年30万円ほどの配当金をもらい続けようと思っていますが、積立NISAやiDeCoで投資しているインデックスファンドについては取り崩して老後資金に充てようと思っています。
また、iDeCoは65歳から受け取りを開始し、積立NISAは非課税期間の20年経過した部分を毎年取り崩していこうと思っています。
1.なぜ、そのように思ったのか。
最近、Fireが流行していますね。
YouTubeやブログ等でもよく取り上げており、実際に達成した人や今現在目指している人がたくさんおられます。
その時によく思うのですが、FIREするために資産を築いた場合に自分の死後にどのような状態になるのか考えることがあります。
なぜなら、資産は死後に持って行けないからです。
2.その残った資産はどうなるのか。
残った資産が自分の家族にそのまま引き継がれるのならまだよいのですが、日本には相続税というものがあります。
しかしながら相続税にも非課税枠があり、3000万円+相続人×600万円が税金から控除されます。
税率は所得税のように相続財産が増えれば増えるほど税率は上がっていく仕組みになっています。
一億円以上になると40%もの税率になります。
仮に自分が死んだときに1億円の財産があるとするとどれだけ相続税を取られるか、シミュレーションゲームしてみました。
仮に相続人が二人いた場合、控除額は4200万円になります。
5000万円超1億の場合、税率は30%で控除は700万円です。
課税対象額:1億円-4200万円=5600万円
相続税:5600万円×30%-700=980万円
となり、1割近く税金が掛かってしまいます。
1割程度なら許容範囲とも思えますが、政府は今後、相続税増税を検討しており、さらに納税する額が増えることが予想されます。
なので、無理をしてまでFireを目指す気にはなれないのです。
マイペースに資産を増やしていき60歳~65歳でのリタイアを目指しています。